AI時代に「なくなる仕事」「生き残る仕事」「生まれる仕事」とは?

AI時代に「なくなる仕事」「生き残る仕事」「生まれる仕事」とは?

「AIが普及すると仕事がなくなるって言われるけど、私が今やっている仕事も無くなっちゃうのかな?」
「これから仕事を始めるから、10年後20年後にもAIに奪われない仕事を選びたいよね。」

AI(人工知能)を搭載した製品やサービスが日常生活の中でも使われるようになり、AIの普及を実感すると共に仕事が失われていくことに危機感を感じている人もいるでしょう。

AIが普及していくことによって、仕事面で厳しい環境に置かれてしまう人もいれば、良い影響を受けられる人もいます。

AIの普及が「私たちの仕事に対して、どのような影響を与えていくのか?」「AIが普及しても仕事を失わずに上手く共存していくにはどうすればよいのか?」という点を確認していきましょう。

この記事を読むことで、AIが普及したとしても過度に仕事を失うことを心配する必要が無くなり、どのような備えをしておけばよいのか知って対策ができます。

目次

AI時代に私たちの仕事はどうなるか?

AI時代に私たちの仕事はどうなるか?

AIが普及することで、私たちの仕事はどうなってしまうのでしょうか?

イギリスの名門大学が研究し、発表した内容を元に考えていきます。

AIによってなくなる仕事の割合は?

マッキンゼーが2017年に発表した報告書によると、2030年までに米国の全雇用者のおよそ60%が自動化される可能性があると言われています。

また、ヨーロッパ連合でも同様の割合が予想されています。

ただし、完全に機械に代替されるのは5%以下なことに加え、AI技術によって生まれる新しい仕事もあることを忘れてはなりません。

そのため、従来の仕事が消えると同時に新しい職種が生まれる可能性もあると言われています。

20年後、AIは47%の仕事を奪う!?

イギリスのオックスフォード大学ではAIの研究に力を入れており、その研究チームが発表した論文には衝撃的な内容が掲載されていました。

仕事を楽に効率的にすることを目的として既に始まっているAIによる自動化によって、20年後には現在ある仕事の47%もがAIに奪われてしまうというものです。

これは全ての業種によって、47%ずつ無くなるという意味ではなく、特定の業種ではそのほとんどが置き換えられるという結論を示しています。

具体的にAIの普及によって奪われることが想定される仕事と、そうではない仕事について確認していきましょう。

AIの普及によってなくなる仕事の特徴

AIの普及によって無くなる仕事の特徴と例

まず初めにAIの普及によって無くなる仕事の特徴と具体的な事例を確認していきます。

  • 単純作業の繰り返し
  • AIの方が早く正確にこなせる

現在AIが担い始めている仕事の延長ではありますが、具体的な仕事名を見ると高給だったりなるのが難しかったりといった職業もあり、意外に感じる部分もあるのではないでしょうか?

人間とAIでは得意分野が異なり、苦手分野で頑張ることがいかに大変かというのが明らかになってきます。

単純作業の繰り返しになる仕事

  • 商店のレジ
  • オペレーター
  • レストランの案内係
  • カジノのディーラー
  • ホテルの受付

もっともイメージしやすくAIに仕事を奪われるのが顕著なのは、難しくない単純作業の繰り返しをする業務で、一般的には仕事としても報酬が高くない仕事です。

例えば、商店のレジや質問に対するオペレーター業務です。

レジはAmazon goなどのレジ無しAIコンビニが既に実用段階に入っています。

また、オペレーター業務もそのほとんどを占める定型的な質問については、チャットbotが活用されています。

既に多くの方が、LINEのクロネコヤマトなど経験しているのではないでしょうか?

今はまだ一部ですが、このように定型的な作業を繰り返す仕事はそのほとんどがAIに置き換わるでしょう。

一部のトラブル対応や特殊ケースに対応せざるを得ない場合だけを人間んが担うようになると想定されています。

AIの方が早く正確にこなせる仕事

  • データ入力作業
  • 銀行の融資担当
  • 保険の審査担当
  • 弁護士助手
  • 会計監査員

次にAIに奪われやすい仕事は、ルールは複雑だがAIの方が早く正確にこなせる仕事です。

ルールは複雑なので人間が身につけるまでの難易度は高いのですが、判断基準が明確な仕事はAIが得意な内容といえます。

一度ルールを覚えてしまえば、人的なミスは起こりませんし一瞬で判断できますので、品質と速度が圧倒的に向上します。

多くの事務作業はAIの方が早く正確にこなせる仕事に分類されるため、AIに奪われてしまう可能性が高いです。

また国家資格で高年収が期待される、いわゆる士業と呼ばれる職業にもAIが普及することで一部の人は仕事を失ってしまう可能性があります。

AIによってなくなる可能性がある仕事の例

では、具体的にAIによってなくなる可能性がある仕事はどういったものがあるでしょうか?

順番に見ていきましょう。

工場や生産ラインの作業員

工場や生産ラインの作業員については、AI技術によって自動化される可能性があります。

例えば、ロボットや自動化装置が部品や製品の組み立てを行うことで、従来は人が行っていた作業が置き換えられる可能性があります。

また、品質管理や検査もAI技術によって自動化されるため、従来は人が行っていた業務も減少する可能性があります。

ただし、作業員が完全になくなるわけではなく、AI技術を監視しメンテナンスや修理を行う技術者の需要が増える可能性もあります。

銀行などの窓口業務

銀行などの窓口業務では、定型的な手続きや取引に従事することが多いため、自動化の対象となりやすいとされています。

例えば、ATMやインターネットバンキングの普及により、現金の引き出しや振込などの取引は自動化されつつあります。

また、顧客とのやり取りについても、音声認識技術や自然言語処理技術が進化することで、AIが対応することも可能となっています。

ただし、銀行業務には法的規制や取引の複雑性があり、すべてを自動化することは難しいとされています。

そのため、今後も人間の判断や対応が必要な業務が残ることが予想されます。

コールセンターやカスタマーサポートセンターでの対応業務

コールセンターやカスタマーサポートセンターにおける対応業務は、AIの自然言語処理技術やチャットボット技術によって代替される可能性があります。

例えば、AIを活用することで自然言語による問い合わせに対して自動応答するシステムを構築することができます。

また、AIによる音声認識技術を利用すれば音声での問い合わせにも対応することができます。

このような技術を利用することで、コスト削減や24時間体制での対応などの顧客サービスの向上が期待されます。

ただし、一方で顧客サポート業務では人間の対応が求められる場合もあります。

特に、感情的な問題や複雑なトラブルの解決などAIだけでは対応しきれない場合があります。

このようなケースに備えてAIと人間が連携するシステムが求められることもあるかもしれません。

不動産業などの営業職

不動産業などの営業職では、AIが自動的に物件情報や市場価格を解析して最適な物件を提案することができます。

また、AIによって不動産取引のデータが収集、分析され、価格や需要予測などの情報が得られるようになります。

このように、不動産営業もAIが代替することができる業務に置き換えられる可能性があります。

ただし、不動産営業には信頼関係が重要なため、AIだけでは完全に代替することができない場合もあります。

そのため、AIが導入されても人間が顧客対応などの業務に携わることが求められるでしょう。

物流業や運輸業などの荷物の仕分けや配達業務

AIによって、物流業や運輸業の荷物の仕分けや配達業務がなくなる可能性があります。

現在多くの企業が自動化技術を採用し、物流プロセスを最適化するためにAIを導入しています。

例えば、倉庫内でのロボットによる自動化や、配達ルートの最適化にAIを使用することで、よりスピーディーかつ正確な作業が可能になります。

また、自動運転技術が進化することにより、トラックなどの運輸業務も自動化される可能性も考えられます。

製薬会社での研究開発業務

製薬会社での研究開発業務においては、AIによる新薬候補の発見や医薬品の開発に関する研究が進められています。

例えば、AIを使って大量の医薬品データから特定の疾患に効果的な新薬候補を探し出すことが可能になっています。

また、AIを用いたシミュレーションや予測により、薬剤の副作用や相互作用を事前に予測することができるため、臨床試験や治験のリスクを軽減することもできます。

ただし、AIがすべてを決めることはできないため、人間の知恵や経験が必要な場面もあります。

そのため、製薬会社での研究開発業務においては、AIと人間の共存が求められていると言えます。

ニュース記事などのライターやジャーナリスト

現在、自然言語処理技術を駆使したAIが記事の執筆やニュースの要約などを自動化する技術が急速に発展しています。

AIが文章を自動生成することで、時間とコストを節約できることから多くのメディアがAIを採用しています。

また、AIが生成する文章もニュースやスポーツ、金融など様々なジャンルに対応するようになってきており、今後はさらに進化することが予想されます。

そのため、ライターやジャーナリストの業務の一部がAIによって代替される可能性があります。

医療関連業務

医療分野においても診断や治療、治験などの領域でAIの活用が進んでいます。

例えば、画像診断においては、X線やCT、MRIなどの画像から異常部位を自動で判定する技術が開発されています。

また、医療記録の自動化や薬剤の副作用予測、適切な治療法の提案など様々な場面でAIが役立っています。

しかし、医療においては人間の判断や専門知識が必要な場面も多く、AIが完全に医師や看護師などの職種に代わることはないと考えられています。

また、人間の感性やコミュニケーション能力が求められる分野もあるため、完全になくなる可能性は低いとされています。

AI時代に無くならない仕事の特徴

AI時代に無くならない仕事の特徴と例

一方で、AIが進化していったとしてもこの先20年ではAIに奪われることはないと想定されている仕事もあります。

  • コミュニケーション能力が必要
  • 抽象的な知識・理解が必要
  • 感覚的なことや柔軟性が問われる

これらは、AIに奪われる仕事のように判断基準が明確ではなく、その場の状況次第で適切な結論が変わってくる業務です。

人間は感覚的に対応できていますが、現時点ではAIには同じような判断が難しいと考えられています。

コミュニケーション能力が必要な仕事

  • 介護士
  • 保育士
  • 看護師
  • セラピスト
  • 教員

介護士や保育士、看護師のように人と接する職業の場合には、コミュニケーションが必要不可欠です。

コミュニケーションを取る対象がさまざまで、状況に応じたコミュニケーションはAIでは柔軟な対応ができないと考えられています。

また対応する相手自身が、AIが相手という時点で拒否反応を示してしまう可能性があります。

もし自分がやり取りをする相手が、毎日AIばかりになることを想像すると、怖さと寂しさを感じる人が多いのではないでしょうか?

これらの理由から、もし技術的に可能になるタイミングがあっても、すべてがAIに置き換わるわけではなく補助的な役割にしかなれないでしょう。

抽象的な知識・理解が必要な仕事

  • 医者
  • メカニック
  • 心理学者
  • エンジニア
  • 歯科医

医者やメカニックなど、限られた情報からあたりを付けていき課題を解決していくような職業では抽象的な知識や理解、一般的に勘やコツと言われる能力が必要です。

AIもある程度、判断に柔軟性を持たせることは可能ですが、基本的にはルールや判断基準が明確でないと難しいのが現実です。

また「AIの判断によってミスが発生した場合の責任を誰がどのように取るのか?」といった点を決めていくことも、仕事を奪う上では大きな課題になります。

このような理由から、現時点では一部の作業をAIを活用して効率化しながらも、重要な部分は引き続き人間が対応する状況が続くでしょう。

感覚的なことや柔軟性が問われる仕事

  • ミュージシャン
  • 画家
  • カメラマン
  • 探偵
  • セラピスト

特に芸術に関する分野や、探偵などの感覚的なことや柔軟性が問われる職業の場合には、AIに置き換えることは困難です。

人間であっても他の人には真似できない発想や感性が必要な職業は、今後いかにAIが発展したとしても無くなることはないでしょう。

一方で、AIが作る芸術の質も高くなっているのは事実なので、AIの芸術家と人間の芸術家が上手く共存するような未来が訪れる可能性もあります。

AI時代でもなくならない可能性がある仕事の例

一方で、AI時代でもなくなりにくい仕事もあります。

次は、AI時代でもなくならない可能性がある仕事の例を見ていきましょう。

アーティストやデザイナー業

AIは、アーティストやデザイナーのアイデア出しに役立つことがありますが、クリエイティブな作業そのものは、AIによって完全に代替されることはないと考えられています。

アーティストやデザイナーは、個性や感性、想像力や経験といった独自が持っているものに加え、ユーザーの要求に対する深い理解が必要であることから完全にAIによって代替されることは難しいでしょう。

ただし、AIによって自動化された作業やタスクも増えてきています。

アーティストやデザイナー自身も変化に対応するために、常にアップデートする必要があります。

教育や保育、看護師などの人間関係に関わる業種

AIが発達しても、人間同士のコミュニケーションや人間性を必要とする業種はなくなる可能性が低いとされています。

具体的には、教育や保育、看護師などの人間関係に関わる業種が該当します。

教育や保育では、子供たちの成長に対して個別に合わせたアプローチや思いやりを必要とするため、AIが代替することは難しいとされています。

同様に、看護師は患者の健康状態をモニタリングし、快適で安全な環境を提供するためのサポートやコミュニケーションスキルが求められます。

これらの業種には、AIに代替できない人間的な要素が含まれており、AI時代でもなくなる可能性が低いと考えられています。

スポーツ選手やコーチ、アスリート

AIは、スポーツやフィットネスの分野でも利用されていますが、人間の運動能力や感性、創造性はAIではできないことでしょう。

スポーツ選手やコーチは、身体能力や技術だけでなく、戦略的思考やチームマネジメント能力、コミュニケーションスキルなどを必要とします。

また、スポーツのルールや文化も重要であることから、スポーツ選手やコーチ、アスリートなどの仕事はAI時代でもなくならない可能性が高いでしょう。

一方で、AI技術はトレーニングプログラムの最適化やスポーツ科学の研究などに役立つことも多いです。

アスリートも同様に、AIでトレーニングの最適化や怪我の予防などに役立てられる可能性がありますが、最終的なパフォーマンスには人間の能力が必要となります。

弁護士、裁判官、判事など法律に関する業種

AIは、法律関連の業務においても活用が進んでいます。

しかし、法律の専門家の役割に関しては、AIによる自動化や代替が困難とされています。

例えば、弁護士や裁判官、判事などは、法律に関する高度な知識と判断力が必要であり、AIの技術だけでは限界があるでしょう。

また、法律には倫理的な観点や人権の保護、人間の信頼や専門性が求められるため、AIが完全に代替することは難しいとされています。

研究者や発明家、発掘家など知識や技術を必要とする業種

考古学者や地質学者などは、自然や歴史に関する知識を持っていることが必要なため、AIでは独自の発見や判断を行うことができません。

また、科学研究者や発明家は、新しい発見や技術を生み出すために、創造性や発想力が必要なことからAIでの見解では限界があるでしょう。

独自の知識や技術が必要とされる業種は、AI時代でもなくならない可能性があります。

医師や理学療法士など

医療に関わる業種は、診断や治療に関する高度な専門知識や技術が必要とされるため、AIに代替される可能性は低いと考えられています。

例えば、医師は患者の病歴や検査結果、問診結果から疾患を判断し、治療法を提案する必要があります。

また、理学療法士は患者の状態を評価し、適切な治療法を選択することが求められます。

こういった作業はAIによって自動化されることはありません。

ただし、AI技術が診断や治療のサポートとして利用される可能性はあります。

政治家や官僚、市民活動家など社会的な責任を負う業種

政治家や官僚は、法律や政策の制定、施行、監督など国や地方自治体の政策や行政を担当する仕事です。

政策の現場で意思決定して実践することが求められるため、人間の専門性や判断力が必要となってきます。

また、市民活動家のような社会問題や環境問題などに取り組む団体や個人は、政治的な立場や専門知識を持たないことが多いため、AIによる代替が難しい場合があります。

社会の問題解決に向けたアイデアや提言を発信して、市民の声を政治に反映させることが求められることから、人間の知恵や洞察力が必要不可欠です。

AI時代に新たに生まれる仕事

AI時代に新たに生まれる仕事

ここまで、AIの普及によって「既存の仕事がどうなるのか?」という観点で確認をしてきました。

一方で、AIが普及することで新しく生まれてくる仕事もあります。

新しく生まれる仕事に関する知識や経験、活用できるスキルを身につけておけば、新しい仕事を得るチャンスにつながります。

いくつか具体的な例を紹介しますので、確認しておきましょう。

散歩・会話の相手をする仕事

AIの普及によって、日常生活で人間同士が取るコミュニケーションの機会が大きく減っていきます。

一方で人間が健康的な生活を送るためには、多くの場合コミュニケーションが必要不可欠です。

そこで、AIの普及によって不足するコミュニケーションを補うために、一緒に散歩をしたり、会話をしたりするためだけを目的とした仕事が生まれるでしょう。

人間と機械の協働責任者

仕事の中には、人間とAIや機械が分担をして取り組んだ方が良い成果を得られるものがあります。

ある仕事をどのように割り振ったらよいのかを判断し、最適化していくのが人間と機械の協働責任者の役割といえます。

その仕事に対する深い知識に加え、AIや機械が何を得意としているかといった幅広い知識が必要です。

AI開発事業責任者

AIに関する開発事業に関して、営業や具体的な調整、開発といった仕事はAIを活用しながらも人間が主導していく必要があります。

総合的に監督し、推進するためにAI開発事業責任者が必要となり、特にAIが自身の売り込む営業は将来もできないと考えられている内容の1つです。

サイバー都市アナリスト

サイバー都市というのは聞きなれない言葉ですが、将来実現すると考えられている膨大なデータが大量に設置されたセンサーによって取得されるような都市です。

  • 取得したデータをどのように活用すれば人間の生活を便利に出来るか?
  • データに含まれる機密情報などセキュリティの管理

これらを担うのがサイバー都市アナリストです。

また、データの分析だけではなくどのようなデータを収集するか考えたり、設置の指示を出したりもサイバー都市アナリストの仕事と考えられています。

量子機械学習アナリスト

量子力学的な現象を用いて従来のコンピュータよりも、高速に難解な問題を処理できる量子コンピュータの開発がされています。

これらと機械学習を組み合わせることで、今までは解けなかったような現実の問題に対して高速に精度よく解決するような案を導き出す仕事です。

実現するかどうかは分かりませんが、AIと開発中の技術を組み合わせることで生まれる新たな仕事もあるでしょう。

AI普及時に仕事を失わないために必要なスキルと身につけ方

AI普及時に仕事を失わないために必要なスキルと身につけ方

ここまで、AIの普及による仕事の変化について確認してきました。

仕事を失ってしまうことを不安に感じている人は、今すぐにでも仕事を失わないために次のようなスキルを身につけるべきです。

  • AIを活用するための知識
  • コミュニケーションスキル
  • 柔軟な発想力

いずれも簡単ではありませんが、スタートはできるだけ早い方が選択肢は広がります。

AIを活用するための知識

AIに仕事を奪われるのではなく、AIを上手く活用するための知識を身につければ、AI普及前よりもステップアップできる可能性が高まります。

実際にAIやAIを用いたサービスを開発することができなかったとしても、AIを活用することで現在の仕事に付加価値を与えられる存在になれば問題ありません。

まずは、AIに関する知識を身につけ何が得意で何ができないのかを理解しましょう。

まずは、日本ディープラーニング協会のG検定など、資格試験に向けて体系的に学習していくのがおすすめです。

初心者におすすめのAIが学べる本は、以下の記事で詳しく紹介しています。

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コミュニケーションスキル

AIに奪われない仕事の中でも、特に人間と人間がコミュニケーションを取ることの必要性について紹介してきました。

コミュニケーションスキルが高ければ、今の仕事に固執しなくても他の場で活躍できる可能性が高まります。

可能であればコミュニケーションが特に必要な仕事に活用できる資格を取得したり、心理学を学んだりすれば、新しいステップを踏み出せるでしょう。

人間の生活の根本にはコミュニケーションがありますので、どんな仕事をするのであっても向上させておきたいスキルです。

柔軟な発想力

AIには生み出せない新たなアイディアを生み出すためには、柔軟な発想力が必要です。

身につけるのは簡単ではありませんが、常日頃から関連する知識を積極的にインプットし、どうすれば状況を改善できるのかのアイディアを出し続けましょう。

繰り返し取り組むことで、考える力が身に付きますし、それが柔軟な発想力に繋がります。

AIを知り仕事の変化に対応するスキルを身につけよう

この記事ではAIの普及によって、今現在ある仕事がどのようになっていくのかを紹介してきました。

従事している仕事がAIに奪われるかもしれなかったり、具体的な職業名として出てこなかったりして大きな不安を感じている人もいるかもしれません。

まずは、AIが何を得意としていて、何ができないのか?という最低限の知識を得ることができれば、判断基準もある程度はっきりするでしょう。

またAIの得意不得意が分かれば、この記事で紹介した内容以外にもAIに仕事を奪われないために必要なスキルが明確になるはずです。

答えは一つではありませんので、自分が取り組みたいことと照らし合わせながら取り組んでいけると良いですね。

当メディアを運営しているエスタイルはAIエンジニアを募集しています。業務や環境が知りたい人はこちらを参考にしてみてください。

AIエンジニアの基本的な情報や身に付けるべきスキルは、以下の記事で詳しく解説しています。

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